キッチン扉が閉まりづらくなった【蝶番の話】
キッチン扉の蝶番の劣化
キッチンの扉が開閉がしづらくなることがあります。
蝶番が劣化した時にこの症状は発生します。劣化の原因は「さび」が主だと思いますが、キッチンなので油の粒子が付着して固まった時も固くなることがあります。

画像はスライド蝶番と言います。
扉の上下、傾きなど微調整ができ、ネジをゆるめると蝶番が前後左右にスライドする事から「スライド蝶番」と呼ばれています。
では実際にどのような状況になっているか観てみましょう。
上の動画のキッチンはスライド蝶番の中にバネが入っていてある程度まで扉を閉めるとバネの力でパチンと閉めてくれるはずですが、押しても閉まりません。
蝶番自体が長年の使用で劣化してしまったようです。
蝶番を新しい物に交換すると
キッチンのメーカーと型番が分かればキッチンメーカーから蝶番を取り寄せができます。
新しい蝶番に交換すると…
蝶番は同じものでないとダメです
スライド蝶番と言われるものは、インセットとか、半かぶせ、全かぶせなどの種類があります。
はめ込みのカップのサイズ(扉側の埋め込みの直径)もありますので、うかつに買ってしまうと無駄になってしまいます。
蝶番がダメになった時の対処法
- キッチンメーカーにキッチンのシリーズ名と型番を控えておいて問い合わせる
- 1.で手に入らなかった場合は蝶番を取り外してメーカーを調べる
- メーカーのホームページで同じものがないか確認しwebサイトで判明しない場合はメーカーに問い合わせる
- それでもダメな場合は似たものを探してその扉分全部の蝶番(1個〜多くて3個)を全て替える
キッチンメーカーで手に入らなかった場合(上記2.)は蝶番メーカーを調べてみる
蝶番にメーカー名が刻んでいます。


蝶番さえ手に入れば修理はできる
壊れたの蝶番の調査時間はかなり掛かります。
一番短時間で解決できるのはメーカーに問い合わせることです。(ただし設置から10~15年位まで)
メーカーで分からない、もしくは年数が超過している為供給部品がないと言われたらきちんと修理できないと思って下さい。
正直な話、部品調達できない蝶番は私たちでも半日以上時間をかけて調査したり、
場合によってはホームセンターや、プロ御用達の金物店を数軒めぐって、一日~数週間と時間をかけることもあります。
その結果入手不可能と言うこともあり得ます。
仮に似た蝶番があったとしてもビスピッチが数ミリ違っていると同じように取り付ける事が出来ません。
最悪ネジの穴を無駄に大きくしてしまい、ネジが効かなくなります。
器用な業者さんなら別の位置に穴を開けて別の蝶番を取付けてくれる人もいるかもしれません。
それでも扉の開き方が違ったり、閉めた時に扉が浮いたり、本来の状況ではなくなるので長年の使用には耐えられないと思います。
蝶番が手に入らなかった場合
- 扉を外したままで使う
- 扉の代わりにカーテンで代用(コンロの周りは火事になるので不可です)
- キッチンを交換する
うまくいくか行かないかは分かりませんが、代用品の蝶番を探して扉を取り付けてみる(川崎市とその周辺の地域まで出張します)。(キッチンの修理に関してのページはこちら)
もしくは、そこまで長く使ったのならこの際ですから、新しいキッチンに切り替えてみる選択も考えてみても良いかもしれません。(キッチンのビフォーアフターはこちら)