キッチン扉が閉まりづらくなった【蝶番の話】
キッチンの扉が開閉がしづらくなることがあります。
蝶番が劣化した時にこの症状は発生します。劣化の原因は「さび」が主だと思いますが、キッチンなので油の粒子が付着して固まった時も固くなることがあります。

画像はスライド蝶番と言います。
扉の上下、傾きなど微調整ができ、ネジをゆるめると蝶番が前後左右にスライドする事から「スライド蝶番」と呼ばれています。
では実際にどのような状況になっているか観てみましょう。
本来はスライド蝶番の中にバネが入っていてある程度まで扉を閉めるとバネの力でパチンと閉めてくれます。
中途半端に開いている状態がないのが特徴です。
蝶番のメーカーと型番が分かれば交換できます。
新しい蝶番に交換すると…
蝶番にメーカー名が刻んでいます。


蝶番がダメになった時の対処法
- キッチンメーカーにキッチンのシリーズ名と型番を控えておいて問い合わせる
- 1.で手に入らなかった場合は蝶番を取り外してメーカーを調べる
- メーカーのホームページで同じものがないか確認しwebサイトで判明しない場合はメーカーに問い合わせる
- それでもダメな場合は似たものを探してその扉分全部の蝶番(1個〜多くて3個)を全て替える
それでもダメな場合は扉を外したままにするか、キッチンを交換するしか手がなくなってしまいます。
蝶番は日常ほとんど意識することなく毎日使用しているはずです。
しかし、蝶番1個がダメになると、その調査時間はかなり掛かります。
正直な話、私たちでも半日以上時間をかけないと探せない場合もあり、場合によっては半日、一日と時間をかけても結果入手不可能と言うこともあり得ます。
意外に苦労する修理なのです。
1枚の扉がダメになるとキッチン全部を交換することも視野に入れて検討が必要です。