シロアリ被害
洗面所の床がふわふわするので補強が必要だと思い開口してみると…

ご覧の通り根太がスカスカになっていて床の支えになっていません。
周りの綿のようなものが断熱材で、真ん中に1本木がありますが、これが根太です。
こうなると床を全部剥がさなければなりません。
しかも、これだけになっているということはその他の場所もシロアリに食い荒らされている可能性が高いです。
シロアリ被害は知らない間に襲ってくるので小さな変化を気にしておいた方が良いです。
毎日のことなのでなかなか気づきにくいのですが、床が弱くなった気がするとか、歩いている時の音が軽くなった気がするとか。
いずれにせよ、より早く気づくこと、より早く駆除をすること、そしてより早く修理をすることが必要です。
シロアリの防虫が一番最初の手段です。
今、新築の場合、建物の骨組みが出来た段階で構造体(土台、柱、筋交いなど)防蟻剤を地面から1mほど塗布しなければならない法律がありますが、数十年前はそこまで厳しくなかったので塗っていない可能性もあります。
防蟻剤もかなり強力なので敏感な方は気持ち悪くなったりするかも知れませんが、画像を見ると少しは我慢した方が良いのかも知れません。
この画像の現場はもう少し解体してみて、どこまでの被害かを確認し施主様と打ち合わせをして最低限できる処理を行うように考えています。