- 排水管から音がする
- 排水から臭いがする
排水に問題があると上の2つが確認できると思います。
例えばトイレを流すとキッチンや洗面所の排水から音がする。
音がした後、ドブの臭いがする、などは問題ありです。
一般的に排水管は
- キッチン
- 浴室
- 洗面所
- 洗濯機
- トイレ
の5箇所から流れた水は合流して1本の排水管になり敷地外に流れていきます。
それぞれトイレやお風呂など臭いや虫が排水から上がってこないように水を溜めているのが封水(トラップ)です。
普通はスムーズに流れて行きますが、1箇所水を流すと他の排水管の中の水を一緒に引っ張っていくと封水の水がなくなります。
これが音の原因で、水がなくなって下水から臭いが上がってきます。
このような時は通気口を取り付けてあげると他の管の水を引っ張っていくことはなくなることが多いです。
どう言うことかと言うと、ペットボトルを逆さまにして中身を素早く出そうとしてもなかなか出ない…
これは中に空気が入らないのでなかなか出ない。
しかし水を出す時に口と反対の方向に穴を開けるとあっさりと出ます。
空気が入り中が負圧にならないから(外と同じ気圧になる為)スッと出る。
簡単に言えば一番高い位置で通気をすれば排水はスムーズになりますが工事がしにくい場合は途中に「通気弁」を取り付けることができます。
上は「通気弁」をつける前
下は通気弁を付けた後(この通気弁は空気を配管の中に送り込む機能がありますが配管の空気が逆流することはありません)
このようにキッチンとか洗面などの配管に取り付けることができます。
一番気がつきやすいのは臭いだと思います。その次にゴボゴボと言う音が配管からする場合。
こんな時一番安価な対策は「通気弁」の取り付けですが、これで必ず解消できるとは限りません。
原因を調査するにはもしかするとかなりの工事になるかもしれませんが、まずは通気弁を試してみるのが第一歩だと思います。
※封水とは(トラップとも言われます)排水管の一部分に水が残るように作られたS型やお椀ような型のもので水が張ってあることで虫や臭いを部屋に上げない為の装置のこと。
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