子供の足音がうるさい2

足音が聞こえると言うのは固体振動だとお話ししました。

走る、歩く音が振動となって床から壁、床から下の階の天井へと伝わります。

解決策としては床の振動を切り離すしかありません。

つまり戸建ての場合隣のおうちの足音は一切聞こえません。

それは床を踏み鳴らした時の振動が伝わらないからです。

しかし、集合住宅では壁、天井、床が密接に繋がっている。

つまり構造体(骨組み)があるからどうしても振動が伝わるのです。

そこで床に防音の床材を使って伝わる振動の割合を減らすことが一つの解決策でもあります。

ところがこの床材を使わない場合で騒音を受ける側で対策を立てようとすると部屋の中を丸々防音にしなければならないのです。

分譲マンションの場合は防音が義務付けられており、必ず床に防音を施します。

フローリングの下に吸音材を貼ったフローリングか、置き床(二重床)でコンクリートの床に振動が伝わりにくいように防振ゴムで防ぎます。

騒音対策は騒音を出す側で対策しない限り受け側で対策すると莫大な費用が掛かります事をお伝えしておきます。

子供の足音がうるさい

ネットのリフォームの悩みか何かで読んだのですが、隣もしくは階上の子供の足音で悩んでいるようでした。

対策として窓サッシの内側にもう1組のサッシ(二重サッシ=例えばインプラスなど)を取り付けた。

もう一つは換気ダクトに防音器を取り付けたようです。

しかしこれは防音をわかっていない人の対策です。

上記の2つの対策は空気振動の防音対策なのです。

本来は個体振動への対策をしない限り騒音は無くなりません。

しかもかなり難しいです。

個体振動は騒音を受ける側で対策するとかなり高額な工事代になります。

個体振動ですから、仮に隣からだとすると床の振動が床、壁、天井に伝わってくるのである部屋全体をすっぽりと防音材で囲まなければならないのです。

実は騒音を出す側の部屋の床を防振タイプに変える事が一番安価な対策です。

騒音を受ける側で対策するとなると床を防音、壁も防音、天井そして扉にも防音を施さなくてはならないのです。

音楽でもそうですが、バイオリン、フルートなどを防音するより、ドラムスやピアノなど床に振動が伝わるものの防音が難しいのです。

音楽スタジオに行くと分かると思いますが、防音室の中で叩いているドラムスの音は外にかなりの音量で聞こえます。

つまりスタジオの防音室でさえ聞こえる固体振動音を「無」にすることは不可能で、どれ位まで音量を落とす事ができるかが基本的な考え方です。

騒音を出す側の人は近隣に注意を払わないと思わぬトラブルになるので十分にご注意下さい。