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キッチンパネル

キッチンパネル


キッチンパネルをご存知ですか?

キッチンを交換する時に必ず出てくる建材です。

下の写真のピンク色の部分は磁器タイルです。

一辺が10センチの正方形のタイルが並んでいます。

キッチンですので、火を使います。

必ず不燃の材料で壁を保護しなければなりません。

磁器タイルは火が点きませんので不燃材です。

ただし、タイルには目地があります。

目地は磁器タイルより凹んでいます。

そこに油が溜まっていくのです。

まめに掃除をして油を取り除いていれば全く問題ありませんが、掃除が苦手な人は掃除をする間隔が長くなってしまい、そのうちに油が除去し辛くなってしまいます。

油が熱で硬くなっていくとかなり強い洗剤でなければ落とせなくなります。

さらに放置をしておくと油が層になり上層部が垂れ始めます。

そうなると掃除が苦手な人はさらに放置してしまうのです。

ましてやタイルの表面のようにツルツルではなくザラザラした目地に油の層が出来てしまうとなかなか取れないのです。

さらにそのままにしておくと目地が油の酸化と共に変色してきます。

こうなるともう掃除のプロでも落とせなくなるのです。

そんな訳で最近はキッチンパネルにするのです。

キッチンパネルは表面がツルツルで、目地はありません。

スポンジなど柔らかい素材で全体を綺麗にできるのです。

もっともやはりお掃除が苦手で油を層にした場合はプロに依頼すれば変色はないので、綺麗になります。

上の写真はキッチンパネルを貼る前です。

貼るのが意外と難しいのです。

少したわんで置いているのがキッチンパネルですがこれでも加工(カット)していますが、天井までの高さに合わせているので天井に傷つけないように運ばなければなりません。

壁は石膏ボード(不燃材)です。

その上にキッチンパネル(やはり不燃材)を貼ります。

熱に強く汚れを落としやすいのでお手入れが楽なこと、前のピンクのタイルも悪くはないのですが、なんと言っても明るくなります。

キッチンパネルにするもう一つの理由。

古い流し台などを撤去しタイルがそのままだとします。

新しいキッチンを入れるとタイルとキッチンの間に隙間が出来てしまいます。

では古いタイルと同じタイルで隙間を埋めれば良いと思うかもしれません。

タイルの種類が少なく同じ種類はもはや手に入らなくなっている。

タイル職人が減ったことで人件費が高くなる。

などの理由から、キッチンパネルに貼り替えることをお勧めしています。

明るく使いやすいキッチンになりました。

キッチンパネルが明るさを引き立てています。