お風呂のカランから水が止まらない時の対処法
お風呂の蛇口から水が止まらないので直したい、と言う声を耳にします。
まず原因は
- パッキンの劣化
- シャワーとカランの切り替え部の金属疲労
- カランの中に残った水が少しづつ垂れる
- シングルレバーの場合はカートリッジの劣化
- 2ハンドルの場合はスピンドルの劣化
修理できる場合と出来ない場合があります。
例えばTOTOやINAX(現LIXIL)などはユニットバスと蛇口が同じメーカーでので(一定年経過していない限り)受け付けてくれます。
他のユニットバスメーカーでは日立化成(現ハウステック)、ノーリツ、東建ナスラックやクリナップ 、タカラスタンダードなどキッチンで有名なメーカーのユニットバスは蛇口は蛇口メーカーの物を使っています。
ユニットバス本体と蛇口が異なるメーカーだと修理を依頼するにも手間がかかります。

何故かと言うと蛇口メーカーに連絡すると「それはユニットバスメーカーに連絡して下さい」と言われる事があるからです。
蛇口メーカーはOEMとしてユニットバスメーカーに供給しているだけでユニットバスメーカーがメンテナンス部門を持っていると蛇口メーカーは受け付けてくれない事が多いです。(メーカーに連絡した経験から)
ただKVK製、MYM製の蛇口はKVKで受け付けてくれる事が多いです。

さて修理をお願いする窓口が様々あることをお伝えしましたが、受け付けてくれても修理可能なのは大体製造から10年以内。
それ以上はメーカーによって違うのですが、20年経過すると部品が調達できない(部品の製造を終了している)事が多いです。
蛇口からの水漏れの対処方法ですが、20年経過した蛇口は修理より新しくすべきです。
仮に修理したとしても数ヶ月〜数年後には同じ症状が出てくる可能性が高いです。
「水漏れするならパッキンを代えればいいだろう」と思うかもしれませんが、蛇口本体は金属でできています。
金属も摩耗があるので金属と金属の隙間が大きくなるとパッキンを交換しても一時的に直るだけで劣化している部分は直らずまた水漏れが起きます。
何度何度も修理依頼をすることを考えると交換した方が絶対にお得なのです。