トイレの水の音が止まらない?原因はこれ
トイレを使い終わった後、5分くらいならまだしも10分経っても20分経っても水の音がする時はタンク内の部品の劣化が原因です。
いつまで経っても水がチョロチョロ音がする時はタンク内のオーバーフロー管から便器に常時流れ続けています。
いつまでも音が止まらない時、タンクを開けるとこのようになっていたら部品交換しましょう。
オーバーフローしている
タンクの中の水が止まらないとどうなるか。
普通はタンクから水が漏れるはずなのですが、不思議に日本全国どこに行ってもタンクから水があふれ出した、と言う話は聞いた事がありません。
あふれないようにする為、タンクが満杯になる前に便器に水を放出しているからです。
浮き玉の手前の管に水が流入しているのが分かると思います。
これで漏水事故が起きないようにしている仕組みです。
水が流れっぱなし
漏水事故は起きなくても24時間水が流れっぱなしになるのは経済的損失です。
でも漏水事故を起こして修復したり、階下に漏水すると弁償をしなければならない事を思えば安いものではあります。
ボールタップの交換
浮き玉がありますが、これは水が溜まると水位と共に上昇します。
上昇すると弁が閉まって止水する仕組みです。
この弁の部分が劣化すると水が止まらなくなります。
従ってこの「ボールタップ」を交換すればほぼ水の流れっぱなしはなくなります。
交換は30分程度で終わります。
水の流れっぱなし確認は3点
- チョロチョロと水の音が止まらない
- 便器に微量に水が流入している(便器に水が流れているのを確認)
- オーバーフロー管の上のところまで水位が上昇している
これらが確認できたらボールタップを交換しましょう。
ついでにフロートバルブ(いわゆるゴム弁=タンクのレバーを回した時に浮き上がるタンクの底にある黒いゴムの弁)の交換もしておきましょう。
フロートバルブが劣化しているとゴム弁の隙間から常時便器に水が流れてしまいます。
ボールタップを新しくしても、ここから水が流れっぱなしになっていると同じような現象が起きますので注意してください。