デザインと湿気のコントロールを両立する素材

古来、日本の家屋は日本の風土に適合したものでした。

例えば、畳や襖や障子、土壁や漆喰、言い方が悪いですが隙間がある構造。

最近は40度を超える気温も驚かない世の中になっていますが、昭和の少なくとも50年代までは気温が30度を超えるとかなり暑かったと思います。

エアコンがそれほど普及していなかったからなのでしょうか?

話を戻しますが梅雨から夏にかけては湿度の高い日本ですので、土壁や漆喰はその湿度を吸収したり吐いたりして室内を快適に保ってくれました。

また「隙間風」も室内温度の調整をしてくれ、換気を知らず知らずの間にやってくれたので汚れた空気を吸う事もなかったのかも知れません。

しかし、今はマンションは密閉性が非常に高く、台所で換気扇が作動していると室内が負圧になり玄関扉が開かない、と言うくらい隙間がないのです。

木造住宅でもこの傾向が強く、隙間風での自然換気は殆ど無くなりました。

そのせいで湿度も逃げ道がなくカビが生えることも多くなりました。

漆喰や土壁などの吸湿素材を今に蘇らせたのがLIXILの「エコカラット」です。

壁に貼る吸湿吐湿をするタイルです。

デザインと機能の両立が出来る建材です。

ありふれた玄関にある下駄箱です。

その周りは壁紙です。

この下駄箱の上をデザインと機能を両立させたエコカラットで貼り替えたのが下の画像です。

下駄箱のカウンターも貼り替えて扉枠は塗装をして、エコカラットと同色系にし統一感を出しました。

冬場、部屋に湿気が充満し、玄関扉の内側に結露していましたが、軽減されました。

夏は湿気を吸収してくれるので過ごしやすくなります。

リビングの1面をエコカラットで仕上げると簡素なインテリアが1ランクグレードアップします。

インテリア素材としてエコカラットを選択肢に入れてみては如何でしょうか。

エコカラット、床のタイルなどに関するお問い合わせはこちらへお願いします。

日本の住居が暑い理由

日本の窓は世界でも取り残されているくらい遅れているようです。

先進国ドイツでは使用禁止の素材が日本の窓には使われています。

日本でも昭和の30年代までは窓は木で作られていました(もちろんガラス以外の部分です)

ドイツではかなり前から樹脂製の窓になっています。韓国は普及率が80%ほどあるそうです。

日本では当たり前のアルミサッシが実は遅れているのです。

https://gentosha-go.com/articles/-/28478

アルミは熱伝導率が非常に高いので夏は外の熱を部屋内に伝えてしまいます。

もちろん、冬の外の温度も中に伝えてしまいます。

冬、0度の時雑巾でアルミの手摺りを拭くと白くなります。これは瞬時に水分が氷結してしまうのです。

YKKap樹脂製のサッシは結露が出ないのでカビの発生は抑止できるなどのメリットを記載していますので確認して下さい。

デメリットは上記のYKKapのホームページには記載がないようなので記します。

  • アルミより強度が弱い
  • 紫外線に弱い
  • 高価

マンションは窓サッシは共有部になるので勝手にリフォームできません。

そんな環境で結露を防ぐ、断熱効果が欲しい場合は内窓を取り付けることが望ましいです。(内窓は樹脂製です)

YKKapはプラマード、LIXILはインプラスが主なブランドです。

内窓についてのご質問はこちらまで

室内のカビ

部屋の中にカビが出てくる。

例えば寝室の窓の木枠とか、リビングのサッシや窓の木枠が黒くなっていることがあります。

カビであることが多いです。

何故、お風呂場でもない所にカビが生えるのでしょうか?

結露が原因です。

冬場窓ガラスやアルミサッシに水滴が付着していることがあります。

部屋の暖かさと水分があることでカビが発生します。

カビがある場合はハウスクリーニングなどでキレイに取り除きましょう。

カビの量が多いと呼吸でかなりの量を吸い込むことになるので要注意です。

対策

一番簡単ですぐにできる対策は「換気」です。

窓を開けて室内の湿気を含んだ空気を外に排出し乾いた空気を中に取り入れることが一番良い方法です。部屋の空気を全て入れ替えることです。

冬、なかなかこういった換気は寒くてできません。

我慢することは避けて快適な状況で対策を打つなら換気扇で空気を逃す。

または暖房を石油ストーブ、ガスストーブではなくエアコンでする、などです。

これでも少し寒いかも知れませんが結露を抑えるにはある程度の我慢は仕方がないかも知れません。

その他、窓ガラスを複層ガラス(いわゆるペアガラス)にすることか、もしくは内側にもう1組窓を取り付ける「二重サッシ」にすると暖房効果も上がり、結露が少なくなります。

最近の建物は24時間換気が義務付けられていますので、結露はしにくい状況かも知れませんが、それでも料理や加湿器の使用、お風呂からの湿気などで部屋の湿度が高くなると冬は結露します。

木造や鉄筋コンクリートの場合や日光の当たり具合、生活スタイルで結露の場所や頻度がかなり違います。

ご自分の生活スタイルや建築方式、どこが結露しやすいか、などご質問をお寄せください。