戸建て住宅のサッシを複層ガラス+電動シャッターにリフォーム(外壁も)
木造住宅のサッシをリフォームして電動シャッター付に
昭和時代のアルミサッシを現代のアルミサッシにリフォームしました。
元々は古い木の雨戸の開け閉めが重いため電動シャッターのご要望。
既存のサッシはガラスも薄く冬は寒く夏は暑い熱効率の悪い設備でした。
サッシ解体には外壁にもかなりの影響が及ぶ
外壁を部分的にも解体しなければ古いサッシは取り外しが出来ません。
と言う事は外壁の補修工事も必要です。
何故かと言うと日本家屋の雨対策が関係しています。
建築では「雨仕舞(あまじまい)」と言い木の構造体に雨が入り込んで腐らせない為に万全の対策をしています。
それゆえにサッシを解体する為に外壁を壊さなければならないのです。
本当はカバー工法でリフォームできれば予算的にも低く押さえられるのですが、雨戸をやめて電動シャッターにするリフォームなのでカバー工法は無理でした。
雨戸撤去の跡の対策
今回は電動シャッターを取付けるので雨戸は不要。
しかし雨戸を取り去るとその跡は外壁がごっそりなくなる箇所でもあります。
外壁の修復時には雨戸の箇所も外壁材をかぶせなくてはならない。
本当は外壁を全部取り払って入れ替えるのが一番理想的なのです。
何故かと言うと今ある外壁材と新しい外壁材がサイズや形状が微妙に異なる為つじつまをあわせなければならないからです。
後述しますがこれは板金屋さんの腕の見せ所でもあります。
電動シャッターを支えるための下地と電線
電動シャッターにする為には窓の上に設置する電動シャッターを支える木の下地が必要になります。
位置や大きさを計りながら下地を作ります。
電動シャッターと言うだけに電気がないと話になりません。
電線の位置も確認しながら大工さんと電気屋さんの共同作業。
サッシと電動シャッター設置
新しいサッシを組み込んで、上記の通り電動シャッターの下地を組んだあと文化シャッターの電装シャッターを設置。
残りは外壁の工事。(スパンドレール)
文化シャッター「マドマスタータップ」
特徴は消費電力は低く音が静か
よく店舗で見かけるシャッターの開け閉めの時にギーギーとうるさいことがありますが、
文化シャッターの「マドマスタータップ」は住宅用ということもあり、静かでスムーズに動きます。
開け閉めはリモコンで行いますので、電源さえ用意すればスイッチの配置は必要ありません。
サッシ室内側は樹脂に進化
最近サッシは進化しています。
室内側が樹脂になっています。
ドイツではかなり前から樹脂サッシになっていると聞きます(行ったことなし)。
日本では昭和の半ばまでは木製の窓でしたが、その後耐久性を考えてアルミサッシが普及しました。
しかしアルミサッシは耐久性は良いのですが熱伝導率が高く寒い冬、外気温をそのまま室内に伝えてくれるので断熱には不向き。
そこで少しでも熱を伝えないように内部は樹脂になりつつあるようです。
さらに、ガラスは複層(ペア)ガラスで、これも断熱に効果があります。
つまり今までとは違い夏も冬も熱を内部に伝える率が低くなっている。
さらに言うと複層ガラスによって遮音の効果もあります。
外壁を(板金で)仕上げる
スパンドレールと言う種類の外壁材。
縦長の金属の板を順に並べていく。
そういうといとも簡単と思うかもしれません。
しかし先ほども述べたとおり外壁の角の処理。
目地の寸法の違い
古い板と新しい板とのつじつま合わせも必要。
屋根瓦の取り合い
入隅の処理
加えて「雨仕舞い」を考えながら処理をしていきます。
内装もかなり色々と工事しましたが、今回はサッシのリフォームをお伝えしました。
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