フローリングの積年の汚れ

毎日微量ながら積もっていく汚れ。

当たり前の事ですが、数年経つとかなり汚れが目立つようになってきます。

人間の目はスローな変化は見えない、と言いますか、脳が変化と捉えないようです。

以前、脳科学の権威と言われた茂木健一郎が、30秒で一部が変化する静止画を見せても解答者がいない、そんな番組がありましたが、まさに汚れの変化も脳が認識しない程度で変化していくのです。

勿論、コーヒーをひっくり返したら誰でも分かります。

キッチンの床に積もる油汚れ。

これでもなかなか分かりにくい。

毎日料理をしていれば数ヶ月経過すると何だか足の裏がベタベタするという感覚になります。

勿論人間の足の裏の代謝で逆にフローリングに人間の脂が付く。

毎日同じ所を歩くので汚れも歩いた跡が黒ずんでしまいます。

フローリングには保護剤としてワックスが掛かっています。

このワックスはフローリングを保護するのですが、ワックス自体が劣化します。

汚れも積もって、ワックスも劣化した場合ワックスを薬品で溶かして取り除きます。

この溶かして取り除く作業を剥離(はくり)と言います。

剥離は5年とか10年に一度はやった方が良いと思いますが、家具や敷物などの状況で出来ないケースもあります。

上の画像はワックスが掛かっているので光沢はありますが、黒ずみがマダラになっています。

これを剥離するとワックスと汚れを分解してくれます。

汚水を回収した後は…

光沢はなくなりますが、フローリング本来の色に戻ります。

画像はキッチンなので、油汚れが多く付着していました。

内装工事が終わった後剥離をするとせっかくキレイになった壁紙に汚水が飛び跳ねるので内装工事の前に行いました。

ただしフローリングの剥離は頻繁にはやらない方が良いでしょう。

と言うのも木製品なので水分を嫌います。

出来るだけ濡らしている時間を少なく工事するのがベストです。

床に敷物をテープで貼っちゃった…

賃貸物件の床のフローリングに傷を付けないようにしたのだと思いますが、敷物を敷いた。

ここまでは良いのですが、動かないように両面テープで貼り付けてしまったようです。

床用の粘着力の小さいテープというのがありますが、それではなくかなり粘着力の強いテープで止めたようです。

歩くと足の裏がベタベタして、その粘着をとり去ろうとしても全く汚れが落ちません。

薄いところに少しだけ濃いXの跡が見えるでしょうか?

他にも壁際に沿ってテープが貼られています。

塗料用シンナーではなかなか落ちません。

そこで剥離剤を使ってワックスと共に剥がします。

しかし、これでも完全には落ちず、少しだけですがベタベタします。

そこで最後はラッカーシンナーで地道に除去をしました。

ラッカーシンナーでもなかなか落ちませんでしたがフラフラになりながら除去しました。

最後は十分に換気をしてシンナーを飛ばした後、ワックスを塗布しました。

テープを剥がす時フローリングの表面が欠けなかった事は何よりでした。

このフローリングは起き床工法ですので、もし表面バリバリにが剥がれてしまったら張替工事で数十万円かかるところでした。

このような場合、弱い粘着力の床用テープを使うことをお勧めします。