洗面化粧台の水漏れはいつの間にか起きている!
洗面化粧台の水漏れ3つ
- 洗面化粧台の水栓金具(蛇口)からの水漏れ
- 洗面ボウルが割れて水漏れ
- 洗面下の収納の中で水漏れ
洗面下の収納の中で水漏れについて
洗面化粧台の下の収納がいつの間にかカビていたり、底板が腐食していたりしています。
割と相談を受ける事例です。
微量の水漏れが腐食を拡大する
洗面の下を覗くと微量に水が漏っていて気がつかないうちに底板が腐っていたケース。
シャンプー、コンディショナー、洗濯洗剤などかなりギチギチに詰め込んでいると見落としがちです。
水漏れの原因
- 給水管・給湯管からの水漏れ
- 排水管からの水漏れ
- 洗面ボウルのヒビ割れからの漏れ
給水管・給湯管からの水漏れ
水やお湯の管からの水漏れですが、管本体が劣化して穴が開いて水漏れすることは非常に少なく、止水栓が原因が多くみられます。
止水栓は5年以上触れることがないと固着してハンドルが回らなくなることがあります。
マイナスドライバーとかペンチなどで無理に回すとハンドル付近やジョイントの所から水漏れが起きることがります。
しかも、目に見えないほど微量に水漏れが始まっても「水漏れ」だと認識できないのでそのまま放置されることになってしまいます。
そのまま1年以上放置するとカビが発生し、底板が腐り始めます。
何か匂うな?と思って点検する時には腐食が進行していることがあります。
排水管からの水漏れ
排水管から水漏れが発生することもあります。
洗面の排水管はSの字形に曲がっていますが、物を出し入れする時に排水管に当たってしまい、これが何度も繰り返されることでジョイント部がゆるみ、そこから水漏れが発生します。
ただし、こちらは排水なので、1週間〜数週間もすれば臭いで気が付くと思います。
でも数週間きれいではない水が垂れると、底板も変色してしまいます。
一番分かりづらい洗面ボウルのひび割れ
陶器のボウルに硬い物を落とした時は「あ!」と思いますが、割れなかった時は「無事でよかった」と思うはず。
でもこの時に髪の毛よりも細い亀裂が入ってしまうことがあります。
目に見えれば「修理が必要」だと判断できるのですが、目に見えないヒビ割れはそのまま放置することになります。
放置すると床まで腐食する
洗面化粧台が腐食するだけならまだ良いのですが、床まで腐食してしまう事もあります。
洗面化粧台を外して床を張り替えなければならない事態になってしまうこともあります。
料金の目安は?
これはあくまでも目安です。
各社それぞれの価格設定をしていますので一概に言えません。
それでも「10万するの50万なの?」と見当がつかないと言う方の為に弊社の価格の目安として参考にして下さい。
給水管・給湯管からの漏れ
この場合は管を替えることなく止水栓も交換の場合で、目安として2万5千円〜くらいでしょうか。
止水栓が1台3000円、お湯と水用で2台。
工事費が15,000円、出張費が5,000円の計算です。
排水管からの漏れ
排水管からの場合も似たような価格になります。
ただし、部品供給がそのハウスメーカーでしか取り扱いがないとなると弊社では出来ないことがあります(特にハウスメーカーで建てた場合、専用の部材が必要で、且つそのメーカーのメンテナンス会社にしか卸さない事が多々あります)。
洗面ボウルからの水漏れ
洗面ボウルの場合は次の事が価格に大きく影響します。
- 洗面ボウルの亀裂を補修
- 洗面ボウルの交換(部品供給が可能な場合のみ)
洗面ボウルの亀裂補修は「見栄えは気にしないので漏れがなくなれば良い」と言う機能重視の場合は1万円から2万円の間くらいです。(現場までの距離や時間にもよります)
メーカーや型番によって異なりますが、ボウルが交換できるものもあります。(ボウル交換ができない時は全部交換)
ほとんどの場合はメーカーのメンテナンス会社で交換が出来ます。
メーカーやグレードや機種によって取り付け方法が異なるので街の水道屋さんやリフォーム会社では殆ど行いません。
洗面ボウルを交換するなら全部を交換したほうがコストパフォーマンスが良い場合があります。
洗面ボウルを交換する価格と洗面化粧台そのものを交換する場合と価格差が小さいこともあります。
メーカーメンテナンスが定価での販売に対してリフォーム会社は値引き販売するので価格差が小さくなるケースがあります。
底板の張り替え
底板の張り替えも行いますが別途の料金です。
メーカーメンテナンス会社ではあくまでもメーカー供給の部品の交換のみの作業しかしませんので、底板の張り替えはしてくれません。
修理ではなく全部交換をお勧めする理由
設備機器は10年が目安と言います。
しかし、何も問題がなければ洗面化粧台は20年は使う事が多く、中には40年使っている方もいらっしゃいます。
一度カビが生えたり腐食したりしたら気にして欲しいのが、本体の腐食と共に、給水・給湯管や止水栓の劣化も進んでいると言うこと。
本体は一度腐食すると修理しても寿命はすぐに訪れます。
洗面化粧台も交換することをお勧めします。
車の買い替えるのと同じです。
毎日家族全員が利用する設備です。
カビが繁殖する前にリフォームすると気持ちが良いです。
ついでに床のシートや壁紙も貼り替える事を考えると水道工事業者だと「内装は別の会社に依頼してください」と言われますのでリフォーム会社に依頼するのが良いと思います。
洗面化粧台のリフォーム工事はどんな仕上がりになるかはこちら(幅60cm)をご覧ください。