床をリフォームするのに安価に出来る方法があります。
例えば今あるフローリングにキズがあったり剥がれ掛けているところがあると、フローリングを張り替えなければならないと思うかもしれませんが、上に床材を貼ると言う方法があります。
フローリングの工法が昔と違って、今はフローリングの下地として合板を先行して張っておかなければならないのです。
昔は合板の下地は必要なかったのです。
では何故今は二重に張るのでしょうか?
それはフローリング1枚だとフローリングその物が経年劣化により割れてしまうからです。
20年以上経過した物件は歩くとメリメリ音がし割れ始めます。
そうならないように二重張りになっているようです。
フローリングの張り替えは最初に今あるフローリングをはがさなくてはなりません。
10帖程の広さだと、はがす作業、捨てる廃棄処分費は掛かりますしこの解体と下地の補修で1日から1日半時間とその人件費が掛かります。
そして合板を張り、仕上げのフローリングを貼り、最後に巾木を取り付けて終わりですが、これで2日掛かります。
都合4日が必要。
塩ビタイルだとわずか1日で終わるのです。
時間と人件費と費用が全く違うのです。
仮にフローリングの張り替え工事(上記の条件)で50万の費用だとすると塩ビタイルで貼れば3分の1か4分の1の費用になります。
もちろんフローリングに張り替えれば強い床になりますので当然そちらの方が長持ちします。
床が割れ始めているところに塩ビタイルは貼れません。
一長一短はありますので状況に応じて選択すべきです。

上の画像は元々がコルクタイルです。
はがすのがかなり時間と労力が必要。
さらに廃棄処分費が必要なのですが塩ビタイル(今回はサンゲツのフロアタイル)を貼りました。

施工中

貼り終えると別の部屋のようになります。
家具移動費は必要ですがこれ以外の剥がしや廃棄などが削除できました。
必ずしもフローリングでなければならない時以外はこのような方法があります。
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