エアコンガス漏れの様子

エアコンが冷えなくなった。

エアコンが劣化したか、ガスが抜けたかのどちらかが原因です。

今回はガス漏れが原因でしたが、エアコンを17年使用していたので劣化もかなりありました。

仮にガス漏れが原因だからガスチャージをしてもすぐに機械の方がダメになることも考えられます。

明日動かなくなるかもしれないし、5年後まで持ってくれるかもしれません。

これはガスチャージをしても保証はできません。

隠蔽配管なので壁内で漏れていたとしたら、壁を全部解体して配管を入れ替えるか、外壁に新しく配管するしかありません。

いずれにしてもかなりの費用が掛かるのでお客様も私どもも正直悩んでいました。

ガスを補填して漏れをチェックし始めたところすぐに圧が下がったので「これは壁内の冷媒管に問題がある」と思ってしまいました。

しかし、よくよく確認して見ると室内機の接続部からのガス漏れでした。

ガス漏れの箇所は動画でわかると思いますが、泡がブクブク出ているところがつなぎ目で、そこの接続が緩くなっていて漏れていました。ナットも指で回せるくらいでした。

接続が緩んでガス漏れなら締め直せば良いですが、壁内でピンホールなどがあると原因箇所を特定できないのである意味よかったです(手が届く範囲内で)。

この後新しいエアコンに交換をしました。

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エアコンの隠蔽配管とは

一般的にエアコンを設置するのはベランダに面している部屋に室内機、ベランダに室外機です。

この場合は室内機と室外機は2〜3メートル位の管でつながっています。

この管のことを冷媒管と言います。

ベランダから離れた位置にある部屋はベランダまで冷媒管が壁に埋め込まれています。

これが隠蔽(いんぺい)配管です。

室内の壁にこんな感じの物があればそれはエアコン用の配管なのです。

この水平の物は配管カバーで中には冷媒管があります。

カバーを外すとこのような物があります。

冷媒管は2本の銅製の管で周りは保温材で覆われています。

その下に見える細い線は電線で、室内機と室外機の電源供給や通信を行う為のものです。(この線も室外機置き場まで冷媒管と一緒に配置されています)

量販店の工事で連絡線が短いので工事が出来ません、と言われるあの連絡線です。

さらにその下はドレン管。

エアコンの室内機内部で結露した水を排出する為のものです。

ベランダに面した部屋の場合はベランダに排水すれば良いのです。

しかし隠蔽配管の場合は必ずドレン用の排水管が壁の中に設置されています。

取り付け時に排水管に接続します。

このように点検口を設置しているケースもあります。

上記画像の場合はこの点検口で冷媒管やドレンホースの接続を行います。

一番気を使うのは冷媒管があと10センチ足りないとか5センチ短い、と言う場合。

接続箇所は少ないに越したことはないのですが届かない場合は現場に合わせて延長工事をしなければなりません。

隠蔽配管で取り付け工事をする場合、予期せぬ事象が出てきます。

壁内の排水管の位置が悪くて冷媒管を無理に室内機の収めなければならないこともあります(本当は壁を壊して排水管の位置を移動したいのです、しませんが…)。

連絡線が5センチ短かったりと言う事もあります。

単純明快な工事だけではなくイレギュラーな事案があるので工事費は一般の設置工事代より高くなります。

エアコンの電線が短い⁉︎(連絡線、渡り線)4

量販店でエアコンを注文したのに、下見に来た人が「連絡線が短いので出来ません」と帰って行ったと言う事例がまたもやありました。(最初の事例はこちら

このような事例は全て隠蔽配管(いんぺいはいかん)です。

画像の中の2本白い物がニョキッと出ているのが隠蔽配管の冷媒管です。

さらに配管と共に埋め込まれているの3芯のケーブル(電線)が短いです。

同じような断られたお客様から連絡を頂きました。

室内機側は冷媒管はギリギリで長さは足りますが、連絡線(=渡り線=電線)が足りない。

室外機側は連絡線は十分足りますが、冷媒管が短い。

室内側はケーブルを延長し、外側は冷媒管を延長しました。

このような冷媒管の延長は部品代もそうですが、時間がかかってしまいます。

量販店から工事を請ける方々はこの時間ロスをかなり気にするようです。

一日に取り付ける台数にノルマがあるのか、台数を多く取り付けないと一日の日当が出ないのか?分かりませんが、面倒な工事は「できません」で帰っていくようです。

これでは買った側はどうすれば良いか途方に暮れるしかありません。

そのような経緯で弊社のホームページにたどり着いたと言っておられました。

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隠蔽配管から外配管に

冷媒管の耐圧テストをしていたら5分も経たないうちにメーターが0.2Mpa下がりました。

これは冷媒管ではないと判断し確認したところ室内機の接続部から漏れが見つかりました。

その他は漏れがないことを確認しテストは終了。

実はこの隠蔽配管が使えないとなると、壁に穴を開けて外壁に配管を設置しなければならなかったのですが、冷媒管が使用できると言うことで、外配管の必要はなくなりました。

外配管にする場合、梯子で登って管を固定しなければならない為、お客様に請求する費用もさることながら足場が悪いところでの高所作業がなくなったことで一安心です。

実はこの作業の前に予定していた日が雨になったので、延期したのです。

外配管を雨の日に梯子で作業するのは危険が伴うからです。

ところが、この日も雨。

壁内の配管が使えなかったら再延期になるところでした。

ガスを回収して、エアコンの設置作業に移ります。

隠蔽配管の難しい点は冷媒管が短い為継ぎ足さなくてはならないこと、ドレン用の配管に漏れなく接続することや、連絡線の延長などです。

「連絡線」は量販店の工事屋さんが「延長ができない」と言って工事をしないで帰っていく理由の一つです。

冷媒管の延長、ドレン管への接続、連絡線の延長を行い、室内機を設置します。

そして室外機を設置し、真空引きを行います。

最後の真空引きは冷媒管内の空気を抜き、さらに圧が下がらないことを確認します。

調査、圧力テストなどを行いその後、設置をし夕方には完了しました。

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冷媒管の耐久性

「量販店でエアコンを購入したのですが、取り付けしないで帰って行った。」と言うご連絡を頂きました。

このパターンは以前のこのブログでお伝えしました。

エアコンの冷媒管が隠蔽配管なのでかなり時間が掛かると思ったのか、別の理由があったのかは分かりません。

いずれにしても、何もせずに帰ってしまうと言うのは如何なものか?買った人はどんな気持ちになるかを考えないのだろうか?と思います。

下見に伺ったところ3階に室内機、2階に室外機があり、隠蔽配管でした。

お客様より「30年使用している配管ですが、冷媒管が使用に耐えられるでしょうか」と言う質問がありました。

どう言うことかと言いますと、当時の古いフロンガスよりも今の新しいフロンガスの方がエアコンや冷媒管の中の圧力が高いので、それを心配されたようです。

そこでご提案したのは「耐圧テスト」です。

既存の配管にガスを注入し圧が下がらなければ配管には問題がない、とする事ができます。

ところが5分もしたら圧力計が下がったのです。

「これは何処かに漏れの箇所がある」と。

漏れている箇所の特定をする為調査を始めます。

この続きは次回。

エアコン設置(隠蔽配管)

夏真っ盛り。

エアコンが必要な気温です。

壁からニョキっと配管が出ています。

これはエアコン用の冷媒管とケーブル、そしてドレン管。

ここはエアコン室内機の設置場所です。

室外機はベランダに設置しますので、ベランダにも冷媒管などがニョキっと出ています。

室内機と室外機を繋いでいる冷媒管などを隠蔽配管と呼びます。

壁の中の管なので失敗は許されません。

ドレンは壁の中の塩ビ管に排出する様になっています。

壁の向こう側がベランダなら何の問題もなくスムーズに工事が進むのですが隠蔽だと思うように進みません。

一つ一つ着実に接続していきキレイに収まりました。

次は室外機。

設置が終わったら真空引きをします。

冷媒管は隠蔽されていて少なくとも10mはあるので管の中の空気はあってはいけないものです。

全て確認して取付がおわりました。

試運転をして確実に冷える事を確かめたら完了です。

当たり前のことですが、暑い中で作業をして部屋が涼しくなったところで失礼します。

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例えば量販店で買ったけどエアコンを取り付けてくれなかった。どうすればなど。

エアコンの電線が短い⁉️(連絡線、渡り線)

量販店でエアコンを買ったのに取付してくれなかった!?

実際にそんなことがあるのかと思うかもしれませんが実際にあった話です。

事の発端はお客様からの1本の電話でした

「某量販店でエアコンを買い、取付前に現場を確認したいと業者が先ほど来たのです。ただ・・・『「線」が短いので延長を電気工事店に依頼して延長してください』と言われたのですが・・・」(お客様も内容がよく分からないような雰囲気でした)

電話だけの情報から推察するとエアコン用のコンセントが取付位置の近くになく、床に近いコンセントまでエアコンの電線がとどかないので延長をして欲しいと言う意味だと思いましたが現場を見てみるとそうではなかったのです。

渡り線の延長が必要だった

マンションで見られる隠蔽(いんぺい)配管で(室外機を設置するベランダから遠い洋室はエアコンを設置できなくなるので)マンションの場合壁の中にあらかじめ冷媒管を配管をしており、新たにエアコンを設置する場合、その配管を使うのです。

また冷媒管の他に室内機から室外機に電源を供給するためのケーブル(=電線=渡り線もしくは連絡線と言います)も冷媒管と同じよう配線されています。

室内機と室外機は冷媒管でガスを循環させケーブルで電源を供給しなければ機能しません。

しかしこのケーブルが少しだけ短い。

それなら、単にFケーブル(電線)を延長すれば良いだけの話をなのですが、量販店のエアコン工事の人は標準工事以外はどうもやらないみたいなのです。

今回の依頼は『隠蔽配管のFケーブルが短かいので、延長してほしい』と言うことです。

エアコン工事はやるけどケーブルの延長工事はやりませんので電気工事店に依頼して下さい、と言うなんとも不思議な内容でした。延長すれば済む話だと思うのですが、電気工事士の免許を持っていないのかも知れません。

モールや露出用のコンセントボックスなどを用意して訪問しましたが、全くの見当違いでした。

量販店で購入する時は必ず次の2点を確認しましょう

  • 工事必ずしてくれるか
  • 万が一工事が出来ないと言われた場合キャンセル出来るのか

私たちのような業者は、エアコン工事はまず現場を確認して見積を提出し了解を得た上での工事をしますので「工事ありき」なのです。

しかし量販店の場合はエアコンを売っておいて工事は二の次、三の次になるので、こう言うおかしな状況になってしまうのかも知れません。

エアコンを量販店で買うと工事とのセット料金になっている。でも量販店指定の業者さんでは電線の延長工事は出来ないので「電線の延長」を当社に依頼されたようです。

そして驚くべきことに量販店の業者が取付に来たのですが、結果取付をしないで帰って行ったようです。

推測するに隠蔽配管の場合時間も手間も掛かりますので出来ないと言って帰ったと考えられます。

販売する量販店と取付を依頼される業者との間で意思疎通が図られていなかったのでしょう。

真偽はわかりませんが・・・

最後に付け加えておきますが、拙ブログのバックナンバーにもありますが、量販店のエアコンは私達のリフォーム店や電気店に入る製品よりコンプレッサーの出力が小さいことがあるようなのでお気をつけ下さい。

特に室外機が1階で室内機は3階の場合はコンプレッサーの容量が小さいと、ガスを送るコンプレッサーの能力が弱く効きが悪くなります。

また、機械なので常時フル稼働させると寿命も短くなり、結果的にあまり安くない買い物になりますのでご用心を。

最後に

量販店で購入する方は多いと思いますし今回のような事例はそれ程多くないとは思いますが購入される場合は上記の「購入する時は必ず2点を確認」をして下さい。

事例

このブログ作成の後、世田谷区の方からご連絡を頂きやはり量販店で購入したのだけれど取付をしてくれなかったと言う事例がありました。

幸い、エアコン本体がキャンセルでき、弊社でエアコンを取り寄せ交換工事までをさせて頂きました。

何か困った事があればお気軽にご相談下さい

※量販店のエアコン工事をしている方からコメントが入りました(どこのどなたかは明記されていませんでしたが)。それによるとメーカーの指定により延長が出来ないのだとのことでした。延長をしない、と言うことは壁や床を剥がして配線を新たに入れ替えなければなりません。メーカーはそれを推奨していると言うことでしょうか。ただし、職人はメーカーと契約している場合、メーカーでNGと言われる工事をすると工事代がもらえないこともあると思うので、職人のせいばかりとは言えないと思います。

質問やご相談はお気軽にご連絡下さい。

有限会社ユーズ(屋号「解決工房」)