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やってしまった!漏水事故!どの業者に頼む?その前に絶対やっておくべきこと【慌てず、賢く修復する方法】

暮らし 水漏れ

上の階からの水漏れ。

それは突然起きます。

ご自宅が一戸建てなら他人に迷惑を掛ける事はありませんが、集合住宅だと下の階の人に迷惑が掛かるので気が気ではありませんし、いつ逆に上から水漏れが起きるか予測できません。

天井から水漏れがあると画像のように壁に水の跡ができ、分電盤に水が入るとショートします。

天井から水漏れ

天井から水漏れ

まず何をする?元栓を閉める!

水道元栓

水道の元栓

マンションにお住まいならまずは元栓を閉めて下さい。

水道元栓(マンション)

水道元栓(マンション)は玄関を出たあたりの鉄扉の中にガスメータや電気メータと一緒に配置されています

とりあえずこれで水漏れは止まります。

次にやること、どこが漏れているかを探す

  • トイレ
  • キッチン
  • 洗面
  • 洗濯機置き場
  • 浴室

場所がわかったら次はこれ!

上水か?下水か?

漏れている箇所が、上水なら

止水栓で止める

下水(排水)から漏れている場合はその設備は使わない

ご自宅のどこの場所からも漏れがない時は上の部屋からの水漏れかもしれません。

しかし、この場合は慎重に事を進めなければなりません(後述します)。

業者を呼ぶ時にする質問はたった1つ

電話したら来てもらう前に必ず大まかな金額を聞いておいてください。

極端に安かったり、極端に高かったりする場合は思い切って断りましょう。

業者側はどう考えているかを見抜く

私が普段お客様からの電話に対してどう考えているかをお話しします。

まずは説明を聞きながらどんな状況になっているかをイメージします。

イメージできたらどこに原因があるかを尋ねます。

「水が漏れている」と言う一文をとっても

トイレの床の部分から漏れていれば排水、同じように見えるが床が濡れていてもタンクと便器の間から漏れもある、手洗いからの場合もあるし、給水栓や給水管からの水漏れもあるので、想像しながら話をしています。

便器の中の水の流れが止まらないとか、タンクの中の水の音がずっと止まらない、なども水漏れであることに間違いはありません。

どういう状況下をまずは口頭で確認しようとします。

ただ、やはり現実としては現場を確認してみないと分からない事もかなりあります。

口頭で確認しようとした事と実際に現場に行って見ると状況が違うことは多々あります。

「現場を見てみないと分かりません」

これは私も良く言うセリフです。

上記のように電話で聞き取りした内容と実際に現場に行った時の状況が違うと金額も異なることがあります。

訪問して確認した後に電話でのやり取りで伝えた金額と異なることはあることです。

ただ、馬鹿の一つ覚えのように金額を言わない人もいます。

行った時に異なる金額を伝えると「さっき言った金額と違うじゃないか!」と言われることを極端に恐れているからです。

一方で、これを逆手に取って、訪問時に高額な金額を言う詐欺まがいな業者もいます。

どれくらいの金額が妥当でどれくらいが異常なのかは後ほど言います。

問い合わせる時に確認しましょう

「だいたいの金額で良いので目安の金額を教えてください。10万なんですか30万なんですか?」と。

一般的に我々の業界では「お客様の今の状況説明からすると10万はしませんが3万円くらいですかねぇ」とか「5万以内に収まりますよ」などと言います。

もう少し丁寧な答え方だと、「便器を外さなくてはならないから・・」とか「便器を外す必要はないと思うので・・」とか「タンクに問題があるようですからボールタップを交換・・」とか「サイフォンを交換しなければならないから」など具体的な話をしてくると思います。そうするとある程度の目安は分かるかと思います。

ただし「見てみないと正確な数字は提示できません」と言うと思います。

概算金額も教えてくれない業者には頼まない

「現場を見ないとわかりません」しか言わない、概算金額も絶対に言わない業者には頼まないのが鉄則です。

さらに不安をあおる業者には絶対に頼まない方が良いでしょう。

焦らない・パニックにならない

「水漏れだから下の人に迷惑が掛かる」と焦ってしまうと業者の言いなりの値段になってしまいます。

前の項目にに元栓を締めたり止水栓を締めることをお伝えしています。

既に元栓は閉めていて水漏れは止まっていますので焦る必要はありません。

今日でなくても良いと言う気持ちでいてください。

便器を脱着して工事代金26万円!?

モーニングショー(テレビ朝日)でやっていましたが、その人は工事代金を尋ねることなく業者に来てもらったそうです。

金額を聞くことなく、業者はすぐに便器を外して、トイレの詰まりは解消し、また便器を再取付をした後に請求された金額が26万円だったそうです。

これは金額を聞いていなかった側にも落ち度があり、金額がかなり高くても商法的には契約が成立するので後で消費者センターなどに相談してもお金を取り返せることは難しいようです。

つまり電話をしてきてもらった時点で金額の確認をしていないと言うことは工事を承諾したと言うことになってしまうようです。

適正価格は存在していても「うちの会社では出張費が20万円、工事代金が6万円です」と言われるとそれを不法と言い切れないようです。

基本料金は1000円!業界最安値を目指しています!←ほんとうに大丈夫?

逆に『え!?』と思うほど安い金額で広告を出しているところにも注意が必要です。

本当に千円でやってくれるかどうかは、こちらの業者の裏話は聞いたことがないので、正直なところわかりません。

しかし、基本料金は1000円。でも器具代が10万円、工事代が10万円します、と言うことになるのでは?など私は勘繰ってしまいますが・・・

だいたい今の世の中でガソリン代、人件費をかけて基本料金1000円だけは考えられない気がしませんか?

それでもこのような激安の業者さんが良いと言う方は電話の時に状況を伝えて、概算金額を聞いておいた方が良いと思います。

どこに頼めば良いの?

選択肢は2つ

  • マンションの管理会社
  • 近所の工務店

に相談するのが一番良いと思います。

必ず概算は聞く。これは徹底してください。


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